ホーム/スプレッドと取引手数料の違い
FXの取引コストは「スプレッド」と「取引手数料」の2つに分かれます。 会社によってどちらで徴収するかが違うため、スプレッドの数値だけを見比べても実際の負担は分かりません。 スプレッドを0とするかわりに手数料を課す料金体系もあります。 このページでは、2つの費用の違いと、自分の取引条件で合計額を出す手順を整理します。
FXナビの解説記事
各社の取引条件は10項目の比較表で確認できます。
簡単に言うと
売るときの価格と買うときの価格の差です。買った瞬間はこの差の分だけマイナスから始まるため、実質的な取引コストになります。
図 1売値と買値の差がスプレッド
※ 米ドル/円のレートを例にした模式図です。スプレッドは会社・時間帯・相場環境によって変動します。
米ドル/円のように円が絡む通貨ペアでは「銭」、それ以外では「pips」で表示されるのが一般的です。 1銭は0.01円なので、スプレッド1.0銭は1通貨あたり0.01円の負担にあたります。
スプレッドの提示方法には、一定の水準で提示する原則固定と、市場に応じて変わる変動制があります。 ただし原則固定であっても例外があり、市場の急変時、流動性が低下した場合、重要な経済指標の発表前後などには拡大します。
実際にどの程度動くのかを示す例として、外為ファイネストは米ドル/円の広告表示スプレッドを0.3〜1.2銭としたうえで、 2026年6月29日〜7月24日の実績についてこの範囲での提示率95.16%、同期間の最大値17.2銭(市場の流動性低下による)と公表しています。 表示されている数値が常に適用されるわけではない、という前提で見る必要があります。
簡単に言うと
スプレッドとは別に、金額として課される費用です。取引数量に応じて決まるのが一般的で、明細に金額が表示されます。
スプレッドが価格の中に含まれるのに対し、取引手数料は金額として明示される点が違いです。 無料としている会社もあれば、口座タイプや取引数量に応じて課す会社もあります。
| 会社(対象サービス) | 取引手数料 |
|---|---|
| 外為ファイネスト ファイネストFX(個人コース) |
無料 費用はスプレッドに集約されています。 |
| FOREX EXCHANGE 俺のMT4 |
原則無料 取引手数料・ロスカット手数料・口座維持費用は0円と公式に記載。ただし取引手数料が発生するグループの口座を利用する場合は、別に定める手数料がかかります。 |
| FOREX.com StoneX証券/口座タイプ別 |
口座タイプにより異なる 通常口座のFX取引は無料。プロトレード口座は取引数量100,000米ドルあたり片道8米ドル(消費税込み)。 |
| FXTF ゴールデンウェイ・ジャパン/FX取引 |
建玉連動手数料 銘柄・売買種別ごとの建玉数量と発注数量の合計によるランク制。新規取引の片道分のみで、決済取引には発生しません。 |
出典:外為ファイネスト 公式・取引ルール、FOREX.com 公式・プロトレード口座のよくある質問、FXTF 公式・建玉連動手数料、FOREX EXCHANGE 公式・俺のMT4 取引概要
口座タイプを揃えずに比べない
同じ会社でも、口座タイプによって手数料の有無が変わります。FOREX.comは通常口座とプロトレード口座で条件が異なります。比較するときは、自分が申し込む口座タイプを決めてから条件を並べてください。
費用がどこで発生するかは、大きく4つの型に分かれます。金額の大小ではなく、構造の違いとして把握してください。
図 2費用がどこで発生するかの型
※ 各社公式サイトで確認した内容にもとづく模式図です。FXTFのゼロスプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の原則固定(例外あり)で、時間外は上限値が設定されています。
FXTFはFX取引のスプレッドをAM9:00〜翌AM3:00に0.0銭(原則固定・例外あり)としていますが、 別途「建玉連動手数料」がかかります。 またこの時間帯以外は上限値が設定されており、米ドル/円は3.8銭です。
つまり「スプレッド0.0銭」という表示だけでは、その口座の取引コストは判断できません。 適用される時間帯と、手数料の金額を合わせて確認する必要があります。
自分の取引条件を先に決めてから計算します。条件が違えば、どの料金体系が有利かも変わります。
簡単に言うと
「1回あたりの取引数量」と「月あたりの取引回数」を先に決める。この2つが決まらないと、どの会社が安いかは計算できません。
対円通貨ペアの場合、次の式で概算できます。
計算式
スプレッド(銭)÷ 100 × 取引数量 = スプレッド分の金額(円)
1万通貨を取引した場合の目安は次のとおりです。
| スプレッド | 1万通貨あたりの金額 | 月20回取引した場合 |
|---|---|---|
| 0.3銭 | 約30円 | 約600円 |
| 1.2銭 | 約120円 | 約2,400円 |
| 3.8銭 | 約380円 | 約7,600円 |
| 17.2銭 | 約1,720円 | ― |
※ 当サイトによる試算です(片道)。0.3銭・1.2銭・17.2銭は外為ファイネストが公表している広告表示スプレッドと実績の最大値、3.8銭はFXTFの原則固定時間外における米ドル/円の上限値です。実際の金額は取引時のスプレッドによって変わります。
取引手数料がかかる料金体系では、上の金額に手数料を加えます。 FXTFが公式サイトで示している計算例では、米ドル/円の合計数量が1万通貨の場合はランク1で0円、合計13万通貨の場合はランク2に該当し8万通貨×40円=320円となっています。 手数料は通貨ペアと数量によって変わるため、取引前に公式の手数料一覧で確認してください。
スプレッド分の金額+取引手数料が、1回あたりの取引コストの目安です。 これに月あたりの取引回数を掛ければ、月間のコストが概算できます。
取引条件によって結論が変わります
取引数量が小さければ手数料の影響は小さく、数量が大きくなるほど手数料の比重が増えます。逆に、スプレッドに費用を集約する体系では、取引回数が増えるほど負担が積み上がります。「どの会社が安いか」ではなく「自分の条件ではどうか」で計算してください。
お申込みの前に FXは元本および利益が保証された商品ではありません。為替相場やスワップポイントの変動により損失が生じ、レバレッジにより預託した証拠金を上回る損失が生じる可能性があります。スプレッドは市場急変、流動性低下、重要指標の発表前後等に拡大します。ロスカットがあっても損失額を限定できるとは限りません。各社の契約締結前交付書面を確認し、ご自身の判断で取引してください。
当サイトの掲載内容は確認できた範囲です。料金体系は各社の判断で変更されます。 申込みの前に、必ず各社の公式サイトおよび契約締結前交付書面で最新の条件をご確認ください。
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口座開設・口座維持手数料は無料です。FX取引にはスプレッド、取引手数料、スワップポイント等のコストが発生する場合があります。
スプレッドは売値と買値の差で、取引した時点で自動的に負担するコストです。取引手数料はそれとは別に、取引数量などに応じて課される費用です。スプレッドは価格に含まれるため明細に金額として現れにくく、取引手数料は金額として明示されるという違いがあります。どちらも取引のたびに発生するコストである点は同じです。
いいえ。スプレッドを0とするかわりに取引手数料を課す料金体系があります。例えばFXTFはFX取引のスプレッドをAM9:00〜翌AM3:00に0.0銭としていますが、別途「建玉連動手数料」がかかります。スプレッドの数値だけを見て「コストがかからない」と判断すると、実際の負担を見誤ります。
会社と条件によります。原則固定として提示される場合と、変動制の場合があります。いずれの場合も、市場の急変時、流動性が低下した場合、重要な経済指標の発表前後などには拡大します。外為ファイネストが公表している2026年6月29日〜7月24日の実績では、米ドル/円の広告表示スプレッド0.3〜1.2銭の範囲での提示率は95.16%で、同じ期間の最大値は17.2銭でした。
自分の取引数量と月あたりの取引回数を先に決め、その条件で「スプレッド分の金額+取引手数料」を合計します。スプレッド分の金額は、対円通貨ペアの場合「スプレッド(銭)÷100×取引数量」で概算できます。例えば0.3銭で1万通貨なら約30円です。これに各社の取引手数料を加えた合計が、1回あたりの取引コストの目安になります。
このページのまとめ
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