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スプレッドと取引手数料の違い 総コストを合計で比べる方法

2026年10月27日 更新 約8分で読めます 条件の確認日:2026年10月27日

FXの取引コストは「スプレッド」と「取引手数料」の2つに分かれます。 会社によってどちらで徴収するかが違うため、スプレッドの数値だけを見比べても実際の負担は分かりません。 スプレッドを0とするかわりに手数料を課す料金体系もあります。 このページでは、2つの費用の違いと、自分の取引条件で合計額を出す手順を整理します。

FXナビの解説記事

  1. 1FXの始め方口座開設の手順と確認すること
  2. 2必要書類と審査マイナンバーの組み合わせ
  3. 3スプレッドと取引手数料費用の内訳と総コスト
  4. 4レバレッジとロスカット必要資金と損失の拡大
  5. 5預けたお金の管理信託保全と業者の確認
  6. 6通貨ペアの選び方種類と値動きの差
  7. 7取引時間動きが大きくなる時間帯
  8. 8スワップポイント受取りと支払いの条件
  9. 9円安・円高為替レートが動く理由
  10. 10税金と確定申告税率20.315%と損失の繰越
  11. 11FOREX.comの評判特徴・手数料・注意点

各社の取引条件は10項目の比較表で確認できます。

スプレッドとは

簡単に言うと

売るときの価格と買うときの価格の差です。買った瞬間はこの差の分だけマイナスから始まるため、実質的な取引コストになります。

図 1売値と買値の差がスプレッド

156.998 売値(Bid)= 売るときの価格 157.005 買値(Ask)= 買うときの価格 安い 高い この差 0.7銭 = スプレッド 取引のたびに必ず負担する実質的なコスト 買った瞬間はこの差の分だけマイナスからのスタートになる

※ 米ドル/円のレートを例にした模式図です。スプレッドは会社・時間帯・相場環境によって変動します。

単位は「銭」と「pips」

米ドル/円のように円が絡む通貨ペアでは「銭」、それ以外では「pips」で表示されるのが一般的です。 1銭は0.01円なので、スプレッド1.0銭は1通貨あたり0.01円の負担にあたります。

「原則固定」と「変動制」がある

スプレッドの提示方法には、一定の水準で提示する原則固定と、市場に応じて変わる変動制があります。 ただし原則固定であっても例外があり、市場の急変時、流動性が低下した場合、重要な経済指標の発表前後などには拡大します。

条件によって数値が変わる例として、FXTFは米ドル/円のスプレッドをAM9:00〜翌AM3:00に0.0銭(原則固定・例外あり)としたうえで、 それ以外の時間帯には上限値3.8銭を設定し、市場急変・流動性低下・経済指標発表前後などの状況では拡大する場合があるとしています。 表示されている数値が常に適用されるわけではない、という前提で見る必要があります。

出典:FXTF 公式・ゼロスプレッドの全貌

取引手数料とは

簡単に言うと

スプレッドとは別に、金額として課される費用です。取引数量に応じて決まるのが一般的で、明細に金額が表示されます。

スプレッドが価格の中に含まれるのに対し、取引手数料は金額として明示される点が違いです。 無料としている会社もあれば、口座タイプや取引数量に応じて課す会社もあります。

掲載3社の取引手数料

会社(対象サービス)取引手数料
FOREX EXCHANGE
俺のMT4
原則無料
取引手数料・ロスカット手数料・口座維持費用は0円と公式に記載(10億円を超える証拠金の預け入れには手数料がかかります)。ただし取引手数料が発生するグループの口座を利用する場合は、別に定める手数料がかかります。
FOREX.com
StoneX証券/口座タイプ別
口座タイプにより異なる
通常口座のFX取引は無料。プロトレード口座のうち、FOREX.com口座は取引数量100,000米ドルあたり新規・決済それぞれ片道8米ドル、高機能ツール口座(外部の高機能取引ツールで取引する口座)は往復16米ドル(いずれも消費税込み)。
FXTF
ゴールデンウェイ・ジャパン/FX取引
建玉連動手数料
銘柄・売買種別ごとの建玉数量と発注数量の合計によるランク制。新規取引の片道分のみで、決済取引には発生しません。

出典:FOREX.com 公式・プロトレード口座のよくある質問、FXTF 公式・建玉連動手数料、FOREX EXCHANGE 公式・俺のMT4の特徴、FOREX EXCHANGE 公式・俺のMT4 取引概要

口座タイプを揃えずに比べない

同じ会社でも、口座タイプによって手数料の有無が変わります。FOREX.comは通常口座とプロトレード口座で条件が異なります。比較するときは、自分が申し込む口座タイプを決めてから条件を並べてください。

3つの料金体系

費用がどこで発生するかは、大きく3つの型に分かれます。金額の大小ではなく、構造の違いとして把握してください。

図 2費用がどこで発生するかの型

※ 金額の大小ではなく、費用がどこで発生するかの型を示した図です。 FOREX EXCHANGE スプレッド(変動型) 取引手数料 原則無料 FOREX.com スプレッド(変動制) 通常口座:手数料無料 プロトレード口座:手数料あり FXTF 対象時間は0.0銭 時間外は上限3.8銭 建玉連動手数料あり 総コストは「スプレッド+取引手数料」の合計で比べる必要があります

※ 各社公式サイトで確認した内容にもとづく模式図です。FXTFのゼロスプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の原則固定(例外あり)で、時間外は上限値が設定されています。FOREX EXCHANGEのスプレッドは公式の取引概要に「変動型」と記載されています。

スプレッド0でもコストは0ではない

FXTFはFX取引のスプレッドをAM9:00〜翌AM3:00に0.0銭(原則固定・例外あり)としていますが、 別途「建玉連動手数料」がかかります。 またこの時間帯以外は上限値が設定されており、米ドル/円は3.8銭です。

つまり「スプレッド0.0銭」という表示だけでは、その口座の取引コストは判断できません。 適用される時間帯と、手数料の金額を合わせて確認する必要があります。

出典:FXTF 公式・ゼロスプレッドの全貌

総コストの計算手順

自分の取引条件を先に決めてから計算します。条件が違えば、どの料金体系が有利かも変わります。

簡単に言うと

「1回あたりの取引数量」と「月あたりの取引回数」を先に決める。この2つが決まらないと、どの会社が安いかは計算できません。

手順1:スプレッド分の金額を出す

対円通貨ペアの場合、次の式で概算できます。

計算式

スプレッド(銭)÷ 100 × 取引数量 = スプレッド分の金額(円)

1万通貨を取引した場合の目安は次のとおりです。

スプレッド1万通貨あたりの金額月20回取引した場合
0.0銭0円0円
1.0銭約100円約2,000円
3.8銭約380円約7,600円

※ 当サイトによる試算です(片道)。1.0銭は計算例として置いた値、0.0銭と3.8銭はFXTFの米ドル/円における対象時間(AM9:00〜翌AM3:00)のスプレッドと、それ以外の時間帯の上限値です。0.0銭の場合も、FXTFでは別途建玉連動手数料がかかります。実際の金額は取引時のスプレッドによって変わります。

手順2:取引手数料を足す

取引手数料がかかる料金体系では、上の金額に手数料を加えます。 FXTFが公式サイトで示している計算例では、米ドル/円の合計数量が1万通貨の場合はランク1で0円、合計13万通貨の場合はランク2に該当し8万通貨×40円=320円となっています。 手数料は通貨ペアと数量によって変わるため、取引前に公式の手数料一覧で確認してください。

手順3:合計して比べる

スプレッド分の金額+取引手数料が、1回あたりの取引コストの目安です。 これに月あたりの取引回数を掛ければ、月間のコストが概算できます。

取引条件によって結論が変わります

取引数量が小さければ手数料の影響は小さく、数量が大きくなるほど手数料の比重が増えます。逆に、スプレッドに費用を集約する体系では、取引回数が増えるほど負担が積み上がります。「どの会社が安いか」ではなく「自分の条件ではどうか」で計算してください。

見落としやすい費用

スプレッド・手数料以外に発生しうるもの
  • スワップポイント/取引を翌日に持ち越した際に発生する金利差調整額。受取りだけでなく支払いになる場合があります
  • スプレッドの拡大/重要指標の発表前後や早朝など、流動性が低下する時間帯は広がります
  • 注文が成立する価格のずれ/相場が急変している場面では、注文した価格と実際に成立した価格が離れることがあります
掲載3社で無料と確認できたもの
  • 口座開設費・口座維持費(3社とも無料。FOREX EXCHANGEは公式に「原則無料」と記載し、10億円を超える証拠金を預ける場合は年0.24%の口座管理料がかかります)
  • FOREX.com:口座管理・クイック入金・出金・ロスカットの各手数料も無料
  • FXTF:口座管理費も無料(取引時の建玉連動手数料は別)

出典:FOREX.com 公式・StoneX証券について、FXTF 公式・よくある質問(口座開設費・口座維持費)、FOREX EXCHANGE 公式・俺のMT4の特徴。スワップポイントの水準は当サイトでは掲載していません。各社の公式サイトでご確認ください。

お申込みの前に FXは元本および利益が保証された商品ではありません。為替相場やスワップポイントの変動により損失が生じ、レバレッジにより預託した証拠金を上回る損失が生じる可能性があります。スプレッドは市場急変、流動性低下、重要指標の発表前後等に拡大します。ロスカットがあっても損失額を限定できるとは限りません。各社の契約締結前交付書面を確認し、ご自身の判断で取引してください。

各社の公式サイトで条件を確認する

当サイトの掲載内容は確認できた範囲です。料金体系は各社の判断で変更されます。 申込みの前に、必ず各社の公式サイトおよび契約締結前交付書面で最新の条件をご確認ください。

広告・PR当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。以下のリンクのうち一部は広告(アフィリエイトリンク)で、提携していない会社へのリンクは通常のリンクです。

FOREX EXCHANGE

取引手数料は原則無料・スプレッドは変動型

公式サイトで確認

FOREX.com

口座タイプで手数料が異なる

公式サイトで確認

FXTF

対象時間のスプレッド+建玉連動手数料

公式サイトで確認

口座開設費・口座維持費は原則無料です(条件は各社の公式サイトでご確認ください)。FX取引にはスプレッド、取引手数料、スワップポイント等のコストが発生する場合があります。

よくある質問

スプレッドと取引手数料はどう違いますか?

スプレッドは売値と買値の差で、取引した時点で自動的に負担するコストです。取引手数料はそれとは別に、取引数量などに応じて課される費用です。スプレッドは価格に含まれるため明細に金額として現れにくく、取引手数料は金額として明示されるという違いがあります。どちらも取引のたびに発生するコストである点は同じです。

スプレッドが0なら取引コストは0ですか?

いいえ。スプレッドを0とするかわりに取引手数料を課す料金体系があります。例えばFXTFはFX取引のスプレッドをAM9:00〜翌AM3:00に0.0銭としていますが、別途「建玉連動手数料」がかかります。スプレッドの数値だけを見て「コストがかからない」と判断すると、実際の負担を見誤ります。

スプレッドは常に同じ数値ですか?

会社と条件によります。原則固定として提示される場合と、変動制の場合があります。いずれの場合も、市場の急変時、流動性が低下した場合、重要な経済指標の発表前後などには拡大します。例えばFXTFは米ドル/円のスプレッドをAM9:00〜翌AM3:00に0.0銭(原則固定・例外あり)とし、それ以外の時間帯には上限値3.8銭を設定しています。

総コストはどう計算すればよいですか?

自分の取引数量と月あたりの取引回数を先に決め、その条件で「スプレッド分の金額+取引手数料」を合計します。スプレッド分の金額は、対円通貨ペアの場合「スプレッド(銭)÷100×取引数量」で概算できます。例えば1.0銭で1万通貨なら約100円です。これに各社の取引手数料を加えた合計が、1回あたりの取引コストの目安になります。

このページのまとめ

  • FXの取引コストは「スプレッド」と「取引手数料」の2つに分かれます。会社によってどちらで徴収するかが異なります。
  • スプレッドが0でも取引コストは0ではありません。0とするかわりに取引手数料を課す料金体系があります。
  • スプレッドは原則固定であっても、市場急変時、流動性低下時、重要指標の発表前後には拡大します。
  • 対円通貨ペアのスプレッド分の金額は「スプレッド(銭)÷100×取引数量」で概算できます。1.0銭で1万通貨なら約100円です。
  • 比較するときは自分の取引数量と月あたりの回数を先に決め、スプレッドと取引手数料を合計してください。条件が違えば結論も変わります。

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店頭外国為替証拠金取引に関するリスクと注意事項

  • 店頭外国為替証拠金取引(FX)は、元本および利益を保証するものではありません。相場変動により、預託した証拠金を上回る損失が生じるおそれがあります。
  • 本取引はレバレッジを用いるため、取引額に対して少額の証拠金で大きな取引が可能であり、損失も同様に拡大します。個人口座の最大レバレッジは25倍に規制されています。
  • スワップポイントは金利情勢により変動し、受取りではなく支払いとなる場合があります。将来にわたる受取りが保証されるものではありません。
  • スプレッドは、市場の急変時、流動性が低下した場合、重要な経済指標の発表前後等に拡大します。表示された数値が常に適用されるものではありません。
  • ロスカットは損失の拡大を抑えるための制度ですが、損失額を限定できるとは限りません。為替相場の急激な変動によりロスカットが約定せず、預託した証拠金を超える損失が発生する場合があります。
  • 顧客資産の区分管理(信託保全)は、取引の元本を保証する制度ではありません。
  • 取引に際しては、スプレッド、スワップポイント、取引手数料等のコストが発生します。
  • 各社のサービス内容・取引条件は変更される場合があります。お申込みの際は、必ず各社の公式サイトおよび契約締結前交付書面をご確認のうえ、ご自身の判断と責任において取引を行ってください。

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