ホーム/円安・円高と為替レートが動く理由
ニュースで「1ドル◯円」という数字を見たとき、それが上がったのか下がったのかで、円安と円高が入れ替わります。 この呼び方は数字の大小と逆になるため、最初に混乱しやすいところです。 ここでは円安・円高の意味を整理したうえで、為替レートが動く背景を5つに分けて説明します。専門用語はできるだけ使わずに書いています。
FXナビの解説記事
各社の取引条件は10項目の比較表で確認できます。
数字の大小と呼び方が逆になるため、ここだけ整理しておけば以降は読みやすくなります。
簡単に言うと
「1ドル◯円」の◯が大きくなったら円安、小さくなったら円高です。円をたくさん出さないとドルが買えない状態が円安、と覚えると間違えにくくなります。
図 1数字の動きと呼び方の関係
※ 図中の数値は説明のための例であり、実際の為替レートを示すものではありません。
「1ドル150円」という表記は、ドルの値段を円で書いたものです。 りんご1個が150円から160円に値上がりしたら、りんごが高くなったと言います。 これと同じで、ドルが150円から160円になればドルが高くなったということであり、その裏返しとして円が安くなったことになります。
単一の理由で動くことはほとんどありません。次の要素が同時に影響します。
お金は、より高い利息がつくところへ集まりやすくなります。ある国が金利を引き上げれば、その国の通貨を持ちたい人が増え、通貨が買われやすくなるという関係があります。ただし金利だけで決まるわけではありません。
物価が上がり続けている国の通貨は、同じ金額で買えるものが減っていくため、価値が下がりやすいと考えられます。各国の物価統計の発表が注目されるのはこのためです。
輸出が多い国では、代金を受け取るために自国通貨に交換する必要が生じ、その通貨が買われます。輸入が多ければ逆の流れになります。海外旅行や海外投資による資金の移動も影響します。
紛争や金融不安が起きると、比較的安全とみなされる通貨に資金が移る動きが出ることがあります。この動きは予測しにくく、短時間で大きく動く原因になります。
実際に何かが起きる前から、「そうなるだろう」という見通しで先に売買が進むことがあります。発表された内容が事前の見通しどおりだった場合に、かえって逆方向に動くことがあるのはこのためです。
中央銀行が市場に入ることもあります
為替レートが急激に動いた場合、各国の通貨当局が市場で自国通貨を売買することがあります。これは介入と呼ばれ、短時間で大きな値動きを生む要因になります。実施されるかどうか、いつ行われるかは事前に公表されません。
為替は、FXをしていない人の生活にも関係しています。
円安のときに追い風になる側
円安のときに負担が増える側
円高になれば、この関係はそのまま逆になります。 つまり円安・円高そのものに良し悪しはなく、どの立場から見るかで評価が変わります。 ニュースで「円安が進んだ」と報じられたときは、それが誰にとっての追い風で、誰にとって負担なのかを分けて考えると、内容を理解しやすくなります。
値動きの向きを当てられれば利益、外れれば損失になります。
FXは、この為替レートの動きを対象にした取引です。 米ドル/円で買いから入っていれば、円安(数字が大きくなる方向)に動いたときに利益、円高に動いたときに損失になります。 売りから入っていればその逆です。 両替と違い、どちらの方向からでも取引を始められる点が特徴です。
ただし、これは外れた場合には損失になるということでもあります。 さらにFXではレバレッジを使うため、預けた資金より大きな金額で取引することになり、利益も損失も同じ倍率で拡大します。 個人口座の上限は25倍に規制されていますが、上限まで使えば、わずかな値動きでも資金に対して大きな影響が出ます。
相場変動による損失は預けた資金を超えることがあります
為替相場が急激に変動した場合、ロスカットが想定した水準で行われず、預託した証拠金を上回る損失が生じることがあります。この場合、不足分を追加で支払う義務が生じます。必要な資金の考え方はレバレッジとロスカットの仕組みで解説しています。
当サイトが相場の見通しを掲載していない理由でもあります。
金利が上がる国の通貨を買っておけば、だいたい上がるのではないですか。

そう単純にはなりません。金利が上がるという見通し自体が、発表より前に値段へ織り込まれていることが多いためです。実際に発表されたときには、すでに動きが終わっていたり、期待ほどではなかったとして逆方向に動いたりします。
為替レートは、これまで挙げた5つの背景が同時に、しかも異なる強さで影響します。 加えて、地震や紛争、金融機関の破綻といった予期しない出来事によっても動きます。 複数の要因が絡むうえ、参加者の受け止め方によって反応が変わるため、確実に当てる方法はありません。
当サイトは相場の見通しや売買の判断を提供していません。 掲載しているのは、各社が公表している取引条件と、その出典です。 取引を行うかどうかは、リスクを理解したうえでご自身で判断してください。
お申込みの前に FXは元本および利益が保証された商品ではありません。為替相場やスワップポイントの変動により損失が生じ、レバレッジにより預託した証拠金を上回る損失が生じる可能性があります。スプレッドは市場急変、流動性低下、重要指標の発表前後等に拡大します。ロスカットがあっても損失額を限定できるとは限りません。各社の契約締結前交付書面を確認し、ご自身の判断で取引してください。
為替レートの動きは各社共通ですが、売値と買値の差や取扱通貨ペアは会社ごとに異なります。当サイトの掲載内容は確認できた範囲です。申込みの前に必ず各社の公式サイトおよび契約締結前交付書面でご確認ください。
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円安です。1ドルを手に入れるのに必要な円が150円から160円に増えたということは、それだけ円の価値が下がったことを意味します。数字が大きくなると円安、小さくなると円高です。数字の大小と呼び方が逆になるため、「円をたくさん出さないとドルが買えない=円が安い」と覚えると間違えにくくなります。
立場によって変わるため、一概に良し悪しは決まりません。海外へ輸出する企業や、海外からの旅行者を受け入れる業種にとっては円安が追い風になります。一方で、輸入品の価格は上がるため、食料やエネルギーを輸入に頼る生活には負担になります。円高はその逆です。ニュースで「円安が進んだ」と報じられても、それが誰にとっての良し悪しかは分けて考えてください。
証券取引所のような一つの場所はありません。世界中の銀行や金融機関のあいだで直接取引が行われ、その売り買いの積み重ねで値段が決まります。参加者が多く取引量も大きいため、特定の誰かが値段を決めているわけではありません。ただし各国の中央銀行が市場に介入する場合はあります。
必ずではありません。金利が高い通貨のほうが資金を集めやすいという関係はありますが、為替レートは金利だけで決まるものではなく、物価、貿易の流れ、世界情勢、市場の思惑など複数の要素が同時に影響します。金利が上がっても通貨が下がる場面はあります。単一の要因で先を読むことはできません。
予測が当たれば利益になり、外れれば損失になります。為替レートは多数の要因が同時に影響するうえ、予期しない出来事によっても動くため、確実に当てる方法はありません。当サイトは特定の取引方法や相場の見通しを提供していません。FXは元本および利益が保証された商品ではなく、預託した証拠金を上回る損失が生じる可能性があります。
このページのまとめ
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